カーボンファイバーシェル カーボンファイバーは直径0.0002~0.0004インチ(0.005~0.010 mm)の材料で作られた長く細い繊維であり、たいていが炭素原子からなります。炭素原子は極微的な結晶体に結合し、多少とも繊維の長い軸と平行な一列に並びます。カーボンファイバー補強の合成材料は、航空機や宇宙飛行機の部品、レーシングカー本体、ゴルフクラブのシャフト、自転車の枠組み、釣竿、自動車のスプリング、帆船のマストのほか、軽い重量と高い強度が必要であるさまざまなパーツ製作に利用されます。 一般的に、伝統的な木製ドラムは重く、軽い木製ドラムを作るためには、シェル厚と部品重量を減らすことが求められます。それゆえ、ドラムシェルの薄い木製層では高品質サウンドと高い強度を作りだすことができません。逆に、高品質のサウンドを得るためには木製層を詰めて重くすることが必要です。 カーボンファイバーと他の総合材質を使用することで、重さとサウンド品質の問題を解決することができます。重量が軽いだけでなく、伝統的な木製ドラムシェルに比べると密度は20倍です。カーボンファイバードラムセットのシェル厚は1.6~1.8 mmであり、頑丈な本体構造とパワフルなサウンドを併せ持ちます。木製ヴィンテージドラムセットと違って、カーボンファイバードラムは本体層における水分発生を避けられます。天気の湿度による部品やアクセサリーの錆び付きが起こりにくいです。折り曲げられ、織り込まれた質感によりカーボンファイバーヴィンテージドラムセットは流線形かつモダンな外見になっています。 |
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